食あたりと食中毒の違いはコレ!
お知り合いの方が、カキフライ弁当を食べて
お腹が痛くなりました。
カキフライ弁当を食べて何かあったら
それはもう、真っ先に牡蠣が疑われるわけです。
お弁当だから、他にもいろいろ入っているのにね。
なんか小学校のクラスでこんなヤツいたなあ。
普段いたずらばっかりやっているから
何かあったら先生に条件反射でしかられちゃう。
ただ、カキによる食中毒はかなり激いので
「お腹が痛い」程度ではすまない。
なのでもしかしたら違う原因かも、とも言っていたのですが
もう治っちゃってるし、いまさらどっちでもいいかなと。
もう牡蠣のせいでいいかなと。
普段いたずらばっかりしているお前が悪いんだよ、
自業自得、さあ授業授業!
こんなことあったなあ。かわいそう。
まあそれはともかく、何日かは辛かったそうなので
それなりに大変だったようです。
こういった状態は何というべきか?
救急車が脳裏によぎるような激しい症状でもないのに
食中毒というのは大げさ? 食あたりというべき?
いやそもそも違いは症状の重さ軽さによるものなのか?
これについて述べていきます。
本当に食あたりや食中毒か分からない場合は、
こちらをご覧くださいね。
食あたりと食中毒の症状、こんなケースもあるので注意!
両者の違いを知りたい方は、このまま続きをご覧ください!
違いはこういったもの
両方ともだいたい同じ意味のようで
少なくとも症状の重さ軽さで区別するのではないです。
ただ、まったく同じというわけではなく
次のような違いがあります。
1.医学用語かそうでないか
「食中毒」は医学用語で、
食品に細菌や化学物質が入り込み
それによって下痢や嘔吐などの症状を引き起こすもの。
「食あたり」も大きな違いはないですが、
医学用語としては存在しません。
2.厳密な定義があるかないか
「食中毒」は上に述べたもののみをいいます。
たとえば食べ過ぎとか、もともと体調が良くなかったなど
食品に原因のないものは食中毒とは言わず
急性胃腸炎などとなります。
それに対し食あたりは、
もともと専門用語にないので
そういった原因を含めて言うこともあります。
これが両者の違い。
それほど変わらないと言われれば、その通りですが、
次のような場面では気をつけたようがよさそうです。
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お医者さんや薬局にかかる場合
たとえばですね、
インフルエンザかもしれないということで
お医者さんに行ったとします。
その場合、
「急に寒気がして、熱が出て・・・」
といったように症状を説明すると思います。
いきなり「インフルエンザになりました!」
とは普通、言わないですよね。
それを診断してもらうためにお医者さんに診てもらうわけですから。
同様に、食中毒も、いきなりそういってしまわず、
「お腹が痛い」など
症状を説明したほうがスムーズに診療してもらえるでしょう。
あと家族や知人の調子が悪くなった場合でも
原因が分かるまでは
「食あたりかもしれない」
とあいまいに表現したほうがよさそうですね。
イメージの問題も
テレビのニュースなんかで
「どこぞこで食中毒が発生」などと言っているので
正式な呼び名はこちらなのでしょうけど、
専門家でない人が使う言葉としては
「食あたり」のほうが一般的な感じがします。
さっき述べたように大きな違いはないので
細かい話なのかもしれませんけど、
語感のイメージはけっこう変わりますからね。
たとえば、お医者さんに行く前から
「食中毒だ」「急性胃腸炎だ」というと
なんか大げさというか、決めつけてる感じがするじゃないですか。
「いたずらはアイツがやったに決まっている!」みたいな。
なので、診断が下りるまでは
「食あたり」「お腹イタ」といった
やんわりとした言いかたをして、
会社や学校に、遅刻や休む理由を説明するときには
「食中毒」「急性胃腸炎」といった
カッチリとした表現を使うといいでしょう。
ちょっとした言葉の違いも上手に使い分けて、
人間関係も少しスムーズにしたいものですね。
予防についてはこちらもご参考ください。
食中毒の予防に大事なことはこちら
出来ているようで、案外しらないことも
あるものですね。
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