バイキングとビュッフェの違いと由来、本当にどっちも食べ放題?
バイキングとビュッフェは、
どちらも食べ放題のイメージがあって、
その違いを使い分けている人は少ないかもしれません。
ですが、これらは
もともとの由来が違う言葉です。
とくにビュッフェは、普段なじみが薄い割に、
旅行でホテルに泊まった時や、
結婚式などで、いきなり、
「ビュッフェスタイルでさせていただきます」
とか言われたりして、
知らないと困惑したり、
とんだ思い違いをすることになりかねませんので、
その違いは知っておいたほうがいいでしょう。
「○○時間、食べ放題!」
このような謳い文句のお店は
焼肉店などに多いですね。
同じ食べ放題でも
イタリアンやフレンチ、日本食のレストランなどでは
「バイキング」
といった看板を出していることが多いです。
さらにそこがホテルのレストランだったら
「ビュッフェスタイル」
なんて言ったりしているようです。
なので
1.食べ放題
屈強な男たちがテーブルを囲んで肉を食べまくる。
2.バイキング
「食べ放題」だと何かガッつくイメージがあるので
少し上品に言いかえた。
3.ビュッフェ
さらに上品に。
「下々の者どもとは違います」
といいながら好きなだけ食べるスタイル。
このような認識になりがちですが、
これでは、もしかすると
恥をかくことになるかもしれません。
まあ、少し考えれば
こんな区別なわけはないのですが、
では一体どういう違いがあるのでしょう?
バイキングは日本発祥の言葉
バイキングは英語ではVikingで、
ヨーロッパ北部のスカンディナヴィアの海賊、
もしくはその地域に住んでいた人々です。
現在の食べ放題のスタイルは、
北欧のスモーガスボードというスタイルが
モデルとされていますが、
北欧=バイキング
というイメージから現在の呼び名になったようです。
なので上でいうところの
1.屈強な男たちがテーブルを囲んで肉を食べまくる
と同じですね。
したがって、バイキングといえば食べ放題という認識で
ほぼ間違いないです。
安心して食べられます。
ただし、これは日本のみで通じる言葉なので、
海外や、外国人にバイキングといっても、
さっぱり通じないか、北欧料理を連想されたりと、
とんちんかんなことになるので注意が必要です。
なぜ日本でしか通じないのか?
海外ではどう言うのかについてはこちらをごらんください。
これを知らないと食べ放題が外国の人に通じない
ビュッフェは要注意!?
それに対してビュッフェはフランス語のbuffetから来ています。
部屋の中央や端などのテーブルに料理をまとめて置き、
客はそこから自由に取っていくスタイルです。
パーティーの風景を想像すれば分かりやすいですね。
また、英語だと軽食のニュアンスもあって
列車の食堂車をビュッフェをいうのは
こちらから来ているのでしょう。
ですが、どちらの場合も
ビュッフェという言葉自体には
「食べ放題」という意味はないです。
実際にはパーティーなどの取り分けスタイルの場合は
食べ放題の場合も多いですが、
あらかじめ内容や量が決まっている場合もあります。
そのような場合、
海賊のように食べてしまうと
他の人のぶんがなくなってしまうので気を付けましょう。
あらかじめお店か幹事さんに確認する必要がありますね。
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まとめ
バイキングは食べ放題と事実上同じ、
ただし日本でしか通じない。
ビュッフェは食べ放題の場合もあるけど、
そうでない場合もある。
ということになります。
なお、ホテルなどでは、
「ここは食べ放題?」
と聞くと、場違いな雰囲気になってしまう恐れがあり、
かといって
「ここのビュッフェはバイキング?」
と聞いても、
スタッフが両者の違いを知らなかった場合(ありそうな事です)、
ややこしいことになるので、
「おかわり自由ですか?」
とやんわり聞くと、自然に確かめることができます。
ちょっとした違いですが、
こういった言葉の使い方も知っておくと、
友人のパーティー、仕事の付き合い、
デートなど、いろいろなシーンで
スマートなやり取りができるでしょう。
また、ビュッフェスタイルにもちゃんとマナーは存在します。
こちらの記事で、これだけは守っておきたいことまとめましたので
もしホテルやパーティなどで行くことがあるのなら確認しておくといいでしょう。
ビュッフェのマナー、最低限この5つだけは
どれも当たり前のことなのですが、
実際に行くとつい忘れてしまいやすいものたちです。
出来ればこちらのことも
これが出来ると感心される!?ビュッフェのマナー5つ
ここまで出来ると、周囲からかっこよく見られるでしょう。
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これを知らないと食べ放題が外国の人に通じない
ご参考いただければ幸いです。
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