三角食べをする理由とデメリット、マナーについても

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食事のマナーは本来、みんなが美味しく、
気持ちよく食べるためのです。

しかし、あまり、こだわりすぎるのも
どうかと思います。

それで、今回は

三角食べ

これについて考えていきます。

三角食べが必要かどうかについては
こちらで述べましたが
三角食べを子供に教える必要あるのか?

今回は、
いろんなものを少しずつ順番に食べることには、
いったいどのようなメリットがあるのか
この食べ方がマナーとして存在するのかについて

少しつっこんで考えてみます。


マナーとしては存在しない


私の知る限りでは、
レストランなどの食事マナーなどで
三角食べなどは聞いたことがありません。


フレンチやイタリアンだとコース料理では
料理が順に出てくるので、
そもそも三角食べのしようもありません。

日本料理でも、高級店になると
懐石料理のように順に出てくることが多いですよね。


じゃあ、なぜマナーとして存在しないにも関わらず、
この三角食べというものが指導されるようになったのか。
これは次の理由によるもの。


3つのメリット


三角食べをやったほうがよい理由として考えられるのが

  • 味覚を育てるため
  • 栄養バランスのため
  • 三角食べを「マナー」と考える人がいるため

といったものです。

どれも気になるといえば気になることです。
特に1.の「味覚を育てるため」なんて
子供にとっては大事に思えますね。

順に説明していきます。


味覚のため


三角食べはいろいろなものを口に入れるため、
口内調味、つまり
「ごはんとおかずを同時に食べて、味をまぜる」

という食べ方ができます。

口の中で……。

なんだかこう書くと、
マナーも品もない食べ方のように聞こえますが
これはほとんどの日本人が自然にやっているでしょう。

おかずの味の濃さを、
同時に食べるごはんの量で調整するような感じで
自分で食べながら味を微調整しているようなもので
結果、繊細な味覚が育つという考え方です。


栄養バランスのため


子供って、ごはん残したりするじゃないですか。

昔は無理にでも全部食べさせたりしたようですが
今はそんなことはさせない人が多いです。
ごはんが嫌になりますからね。

それで、三角食べをしていると
全部の品をまんべんなく食べているので
途中で残しても、栄養バランスはたもてる、
これが推奨されている理由のひとつです。



三角食べを「マナー」と考える人がいるため


上のふたつに比べると、理由としては弱いのですが
定食なんかを食べているとき、三角食べをしないと
ほかの品は手もつけていないのに
一品だけ穴があいたように空になってしまいます。

この状態を「マナー違反」「下品な食べ方」
と考える人もいるようです。


普段はそこまで考えなくてもよいでしょうが、
たとえば大人になって、
上司や取引先が人にそのような考えを持っていたとして
一緒に食事をする機会があれば
三角食べができたほうが有利でしょう。



ということで、
これらが主な理由ですが
いかがでしょう。

分かるといえば分かりますが、
ちょっと理由としては弱いような気もしますね。

事実、反対意見もけっこうありまして
それは次のものです。


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デメリットはこれ


味覚にはむしろ悪影響


さっきと思いっきり矛盾するのですが、
三角食べは、味覚が悪くなるという考えもあります。

いろんなものを口に入れてごっちゃにするので
味が分からなくなるからというのが理由です。

マンガの大食い大会のように
あれもこれも一気に口に入れるような食べ方だと
そうかもしれませんね。

まあ、そこまでしてしまうのは
三角食べうんぬん以前に、
食事のマナーとしてよくありませんが。


残さなければ栄養バランスには関係ない


子供のの場合、考えなしに好きなものから食べて
あとは残したりするかもしれませんが
大人になったらそんなことしないですよね。

だから無理に三角食べなんて
教える理由はないという考えもあります。

特に現代は飽食の時代ですから
栄養失調よりも、むしろ食べ過ぎが問題になりやすいです。

なので、サラダなどの食物繊維を最初に食べ、
次にメインのおかず、
最後にごはんなどの炭水化物を食べる、

といった食べ方のほうがよい場合も多いでしょう。


それにごはんを口に入れてすぐにみそ汁を飲むと
ちゃんと噛まずに飲み込んでしまうので
消化にもよくないです。



三角食べを「マナー」と考える人なんて少ない


そもそも、これは他人の目を気にした理由ですからね。

もちろん食事のマナーは大事ですが
音を立てて食べるなど
誰にとっても不快な食べ方ならまだしも、

おかずを一品ずつ食べることのどこが下品なのか?
と言われればそうですからね。

それに接待などのでの食事は
コース料理など、
三角食べの必要ないものだったりしますからね。


結局どうなのよ


ということで

・三角食べをしたほうがいい理由(メリット)
・その反対の意見(デメリット)

両方を並べましたが
ぶっちゃけケースバイケースだと思います。

できれば教えたほうがいいですが、
嫌がる人に無理矢理まではしなくてもいいでしょう。


知っておいて損はないのですが、
教えても、出来ないなら
食事の内容を工夫すれば良い問題です。



どちらかというと、出来ないことより
無理に教えようとして食事の楽しみが失われたり、
極端な管理教育になることのほうが問題になっているので
あまり深刻になりすぎないほうがよさそうですね。


こちらも関連のある記事です。
三角食べを教えるかどうかについてはこちら

私がまんべんなく食べるようになった環境

子供に教えるか悩んだときの、ご参考になれば幸いです。

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2 Responses to “三角食べをする理由とデメリット、マナーについても”

  1. 昭和前半生まれの通りすがり より:

    口中調味、口内調味と呼ばれる口の中で複数の器や椀の食べ物を混ぜる事についてですか、和食の作法ではアウトです。
    口中の噛みかけのものを入れたまま口を開けて他のものを入れることになります。
    向かいの人にソレを見せるのは気分の良いものではありません。
    口を開けるには何か入っているなら全て飲みこんでから、と明治生まれの父、母には散々躾けられました。
    三角食べや口中調味、口内調味を言い始めた方は汁ものだけではなく、お茶も食事中に摂って口内で混ぜ合わせて~と仰ってますが、まともな懐石料理店を含め、和食の作法ではお茶は食後に飲むもので食事中に飲むのは色々な理由があって基本的にNGです。

    • はつかり より:

      たしかにマナーとなると、いろんなものを一緒に口に入れるよりは
      ひとつづつ順に食べるほうが、感覚的にも上品に思えますし、
      懐石料理などはようやって食べるように出来ているので納得できます。

      とくに口の中のものを人に見せるのは
      ほとんどの人にとって不快なことでしょうから
      注意しないといけないですね。

      コメントありがとうございます。

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