インフルエンザにマスクは効果あるのかないのか? 種類と選び方も大事
風邪やインフルエンザが流行りだすと、
マスクをつける人が増えますし、
そうでなくても普段からつけている人もいますよね。
マスクをしていると
がっちり守られている感じがして
人ごみや満員電車のなかでも安心できそうです。
しかしそんな時、
「ウィルスはマスクの生地の隙間より小さいから
つけても効果はないよ!」
なんてもっともな顔で誰かに言われることがあります。
こんなことを言われてしまうと
大変心細くなるもの、しかしそれにしちゃ、
みんなマスクをつけているではありませんか。
信じる者は救われるというか、
効果があると思う人がつければいいのかもしれませんが、
私たちは精神論を補強するために
マスクをつけているわけではありません。
一体効果があるのかないのか、
はっきりとしたところが知りたいものです。
ウィルスは不織布マスクを通り抜けます
細菌よりもずっと小さいウィルス、
そしてウィルスも病気によって
いろいろな大きさがあるのですが、
インフルエンザウィルスの大きさは
不織布マスクの生地の隙間より小さいです。
したがって冒頭に出てきた、
「ウィルスはマスクの生地の隙間より小さいから
つけても効果はないよ。ヒヒ」
の発言は、残念ながら正解ということになります。
ただし前半部分のみ。
そう、一番大事なのは
生地とウィルスの大きさ比べではなく、
マスクはインフルエンザに効果があるのかないのか
ということですよね。
インフルエンザ対策には効果があります
インフルエンザがやっかいな理由の一つに
空気感染するというものがあり、
空気中を漂うウィルスが
不織布マスクをすり抜けてしまうのは、
大変恐ろしいことに思えますが、
実際は普通の風邪と同じく
飛沫感染によるものも多いです。
飛沫感染とは
せきやくしゃみで飛んできた水分を
吸い込んでしまい感染することですが、
これらの水分(唾液とか鼻水)は防いでくれます。
また、マスクの効用は
ウィルスをブロックするだけでなく、
口内の温度と湿度を保ってくれることもあります。
インフルエンザウィルスは
高温と高い湿度が苦手ですから、
活動を抑えてくれるわけですね。
なので、ちゃんとマスクはつけたほうが
いいということになります。
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種類と選び方について
マスクの種類をざっと分けますと、
1.織布(しょくふ)マスク
2.不織布(ふしょくふ)マスク
3.N95マスク
となりまして、
織布マスクはお手軽な代わりにウィルス対策効果は低め、
N95マスク効果は高いがごっつい、
不織布マスクはその中間ということになります。
また、織布マスクはガーゼマスクとも言われます。
で、どうった選び方をすればいいのかというと、
まず、N95マスクは生地の目が大変細かいのですが、
そのために空気も通しにくく息苦しいため
一般生活には不向きです。高いし。
そこで次に効果が高く、
一般の薬局などでもよく売られている
不織布マスクが通常インフルエンザ対策には
妥当な選び方ということになりそうですね。
しかし、過信は禁物
マスクをつけるとき、
隙間があると、そこは無防備になってしまうので、
効果が薄れます。
したがって、マスクの選び方としては、
種類だけでなく、サイズも重要ということになります。
また、接触感染にも注意が必要です。
接触感染はウィルスが手につき、
その手で口などを触ることによって起こる感染です。
どのようなマスクの選び方をしたところで、
一日使ったマスクの外側には
ウィルスがついている可能性があります。
(そうでないとマスクの意味がないですし)
この部分を手で触って、
しかも手を洗わなかったりすると
当然のことながら感染の可能性は高くなります。
ようするに手洗いも大事、ということになります。
もちろんうがいも。
これらの対策をしっかりとすれば、
間違いなくインフルエンザや風邪の対策に
効果はあるでしょうから、
「マスクなんて気休め」
なんてこと言わずにしっかりとつけて
インフルエンザの嵐を乗り切りましょう。
インフルエンザや、
流行ると実施される学級閉鎖についての記事は
こちらにもあります。
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