乳製品、お酒を飲む前に飲むと悪酔い防止になるの?
以前はよく
「お酒を飲む前には乳製品を取るといいよ」
と言われていて、飲み会の前にはせっせと
ヨーグルトや牛乳などを飲んだものです。
しかし、これって本当なの?
昔はいろんなことをすぐに信じていたものですが
最近はなにかと疑うことを覚えました。
だって、その理由でよく言われているのが
「乳製品が胃に膜を張って守ってくれる」
という、よく分からないものでしたから。
そんなんでお酒の酔いに効果があるのかといわれても
ピンとこないんですよね。
でもまあ、乳製品は体に良いし
別に害のあることでもないので、やっていたのですが…。
実はあんまり効果がない
お酒を飲む前に飲む乳製品が
アルコールから胃を守ってくれるというのは
あまり根拠がないようです。
この前のお酒をストローで飲むと酔いやすいのも
とくに根拠がなかったのですが
お酒にまつわる話はこんなのばっかり?
ただ、まったく効果がないかというと
そこまででもなく、多少は二日酔いしにくくなるようです。
しかしそれは、お酒を飲む前に飲む乳製品が
胃に膜を張ってくれるというよりは
単に胃に何か入っていることによって
アルコールの吸収が抑えられるからのよう。
したがって、別に乳製品である必要はなく、
もっと効果があるのは次のものになります。
軽くでも何か食べる
ようは何かを胃に入れておけばいいので、
飲み物でなく、何が食べておけばより効果的です。
すきっ腹にお酒がよくないのは
胃に何も入ってない状態でお酒を飲むと
他に何もないぶん胃がアルコールの吸収ばかりしてしまうから。
逆に言えばお酒を飲むときは
胃にものが入っている状態が望ましく、
なかでもタンパク質は胃に長くとどまっているので
効果が高いです。
タンパク質が多いのはチーズやナッツ類。
どちらもバーでおつまみとしてよく出るものですね。
こういったものがお酒と一緒に出るのは
ちゃんと理由があったのです。
お酒との相性を考えるなら、
ワインはチーズ、それ以外のお酒なら
ナッツが合いそうですが、このあたりはお好みですね。
居酒屋だともう少ししっかりと食べることが多いですが、
乾杯直後に一気にビールを飲んだりせず、
何かをつまみながらゆっくり飲むと
悪酔いや二日酔いの防止になります。
長年お酒を飲んでいる人は
経験的に知っていることですが、
知らない人は意識的にやってみるといいでしょう。
しかし、食べながら飲むというのは
悪酔いや二日酔いの防止にはなっても、
ダイエットの点からいえば、真逆の行為です。
できるだけカロリーを取りたくない場合、
お酒を飲む前に飲むとよいのは、次のものです。
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なるべくカロリーを取らない方法
食べるのではなく、お酒を飲む前に飲むとよいのは
やはりウコンの力やノ・ミカタなどのドリンク類です。
これらにはアルコールの分解、
または二日酔いの原因となる成分の分解を
助ける効果があります。
あとはカテキンもアルコールの吸収を抑えるので
緑茶をお酒を飲む前に飲むとよいです。
どちらも薬局やコンビニで
簡単に手に入るので、
お手軽にできる悪酔い、二日酔い対策です。
お酒を飲むのに毎回ドリンク剤に頼るのは
どうかと思いますが、たまの飲み会など、
いつもより酒量が増えそうなときはよさそうですね。
まとめ
ということで、まとめると
- お酒を飲む前に飲む乳製品はそんなに効果がない
- それよりも何か食べておくほうがよい
- 出来ればナッツやチーズなどのタンパク質
- カロリーを気にするならカテキンのある緑茶など
ということになります。
どれもアルコールの吸収をゆっくりにするのが目的なので
お酒自体をゆっくりと飲むのがいいのは言うまでもありませんが、
合わせてこれらの方法も試してみるといいでしょう。
そしてやはり空腹にお酒はよくないので、
ダイエットなどでカロリーを取りたくない場合でも
多少は何か食べておいたほうがいいです。
お酒は量だけでなく、飲み方などの工夫で
悪酔いや二日酔いをかなり防ぐことができますので
いろいろと試してみるといいです。
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これらも合わせて参考にしてみるとよいでしょう。
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