春の星座は北斗七星、春の大曲線からさがす。はじめての星空案内

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冬がすぎて、寒さもやわらぐと、
星空を見上げるのも楽になってきますね。


春の星座は、空気がかすんで少し見えにくいですが、
明るい星は、雲が出てないかぎりは見られますし、
たまにある澄んだ日に
思わぬ星が見つかると嬉しいものです。



今回は、初めて春の星座を探す人でも見つけやすい
北斗七星と春の大曲線について説明します。


これらを先に見つけると
春の星座を探しやすくなりますので、

春の星空がぼんやりとしていて
なにがなんだか良く分からないという方は、
参考にしてくださいね。



気をつけることは


春の星座を探すときの注意点はふたつあります。


ひとつめは、冒頭でも述べましたとおり、
空がぼんやりと、かすんでいる日が多いこと。

この季節は花粉やら黄砂やらがフワフワとただよっていて、
夜空を見上げてもぼやーんとしています。


これはこれで春らしくて
「冬おわったねー」と感じる瞬間なのですが、
星の観測には不向き。

まあ晴れていれば
今回の、北斗七星と春の大曲線を見つけることは
出来るかと思いますが、ちょっとぼんやりです。


くっきりと春の星座を見たい!
暗い星まで見たい! という場合は
雨上がりの日など、空気がきれいな日を狙いましょう。



もうひとつは
意外と寒いということ。

もちろん冬に比べるとずっと楽ですが、
お昼はあたたかくても夕方からはわりと冷えますよね。

夜はなおさらです。
油断すると風邪をひきかねません。


春の星座を見るときは
寒さ対策もしっかりとしましょう。


「七つ星」を見つけることから


春の星空で見つけやすいのは
なんといっても北斗七星
これを見つけると他の星や星座も見つけやすくなります。

名前の通り、
七つの星がひしゃくのような形にならんでおり、
北の空に浮かんでいます。


ひしゃくって何かって?
お墓参りでお水をすくってかける
あれですよ、あれ!

まあひしゃくじゃなくて、お鍋でもいいです。
片手で持つ、取っ手の長いフライパンのようなもの、
ようは手鍋です。

これが北の空に浮かんでいるのです。


7つのうち、6つが2等星(あとのひとつは3等星)なので
まずまず明るくて見つけやすいです。


うまく見つからない場合のため、
見つけるコツをふたつばかり述べますね。

・春はナベを伏せた形、取っ手は右に
・意外と大きい



時間にもよりますが、
春の場合、北斗七星はおおむね逆さ
中身がバシャーとこぼれる向きになっています。

大きさは、ちまっとした感じではなく
わりと存在感のある大きさ、
「でかっ」と思うくらいです。


1等星がないので、明るい場所では
見つけるのに時間がかかりますが、

一度見つけると
次からはすぐに分かるようになりますので

がんばって探してくださいませ。


なお、北斗七星はおおぐま座という星座の一部分です。
おおぐまの腰からしっぽのあたりですね。

「北斗七星座」ではないので気をつけてくださいね。


おおぐま座はかなり大きな星座で
全体を見つけるのはむつかしいので、無理せずに、
つぎは春の大曲線をさがしましょう!


しっぽを伸ばしていくと・・・


しっぽというか
ひしゃく(か手鍋かフライパンだか)の持ち手ですね、
これをずううっっと伸ばしていきます。

持ち手の部分は曲がっているので
そのままカーブを描くように伸ばしていきます。

このカーブが春の大曲線になるんですね、
で、その先にあるものですが・・・。


まず、少しすすむと、
オレンジ色の明るい星があります。

これはうしかい座の
アルクトゥルス(アークトゥルス)という星、


実視等級0等星と、
春の星座で一番明るく輝いている星です。
とても力強く、男性的な印象ですね。


さらにカーブをたどり、
春の大曲線をすすめていくと
南の空に、またまた明るい星があります。

こちらは先ほどのアークトゥルスと対照的に
白くておだやかな色、明るさも少しだけ控えめな1等星、
おとめ座のスピカです。


男性的なアークトゥルス、女性的なスピカ、
このふたつの星は夫婦星と呼ばれます。


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星がよく見えるなら


空が明るかったり、
先ほど述べた花粉や黄砂でぼんやりしていたら
見えるのはここまで。

しかし条件が良く、
ある程度、暗い星が見えるのなら
さらに春の大曲線をすすめていきましょう。


スピカのさらに南に
4つの星が小さな四角形を作っています。
これがからす座です。

これらの星は、すべて3等星ですが
小さくまとまっている星座なので可愛らしく、
形も分かりやすいです。

ただ、からす座はやや暗めなので
見つからないときは無理しないでくださいね。


春の大曲線としてははここまでですが、
からす座のさらに先には
南十字座があります。

日本では地平線の下にかくれてしまいますが、
「この先に、あの有名なサザンクロスがあるのね」
みたいに想像するのもいいものです。

沖縄ではぎりぎり見られることもありますので
もし住んでいる方、旅行で行かれる方は
探してみるのもいいでしょう。


次に見つけられるのは


春の星座は、北斗七星を見つけると
そこから春の大曲線にそって

アルクトゥルス(アークトゥルス)、スピカ、からす座
次々に見つけることができます。


なので、北斗七星を見つけるのが第一歩です。
がんばって探してみてくださいね。


春の大曲線の次に見つけるものとしては、
スピカのあるおとめ座は、大きくて少し分かりにくいので、
アルクトゥルスのうしかい座がおすすめです。

ほかに春の星座ではしし座が代表的です。
そして春の大三角形というのもあります。

これらについても、
機会があれば説明していきたいと思います。


また、3月や4月の早い時間だと
西の空に、まだ冬の星座があります。

冬の星座はオリオン座と冬の大三角形から!はじめての星空案内
こちらを参考に見つけるのもいいでしょう。

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