エンコードとはどんな意味?おすすめソフトと簡単な設定
デジカメで撮った動画などを
パソコンやスマートフォンで再生しようとしても
上手くいかないことがあります。
音が出なかったり、反対に音しか出なかったり。
これは、再生するプレイヤーソフトが
その動画に対応していないのが原因なので
別のプレイヤーで再生すれば大丈夫なことが多いです。
しかし、いちいち複数のプレイヤーソフトを
使い分けるのは、正直めんどくさい。
いつもは何も考えずにWindows Media Playerなのに、
親戚が送ってくる家族の動画だけはQuickTimeとか、
そんなのやです。
その場合、
動画ファイルの方をエンコード(変換)することによって
いつも使っているプレイヤーで再生できるようになります。
そこで、
エンコードとはどういう意味?
どんなソフトを使えばいいの?
こういったことについて説明していきます。
どういった作業なのか
エンコードとは、
ある形式のデータを別の形式に変換するという意味です。
単に「変換」ということもあります。
もし、どういうことは良く分からなかったとしても大丈夫です。
細かい理論は知らなくても差支えありません。
薬だって成分よりも効能を知っておくほうが大事なのです。
ということで
これをする効能(メリット)は主に2つ。
1.そのままでは対応していないプレイヤーソフトでも再生できるようになる
冒頭で述べた通りですね。
たとえばデジカメで撮影した動画はMOV形式だったりしますが、
これはパソコンに最初からあるソフトでは再生できないことがあります。
この場合、MP4形式などにエンコード(変換)すればOK。
2.ファイルサイズを小さくできる
スマートフォンなどの携帯機器の場合、
容量が不足することがありますが、
動画のファイルサイズを小さくすれば、扱いやすくなります。
また、インターネットを介して動画を見る場合も
回線の負荷を減らすことができます。
エンコードとはなんのためにするのかといえば、
こういった意味があるのですね。
具体的にどうすればいいかというと、
次のソフト(アプリ)を使います。
おすすめのソフトは
動画のエンコードとは複雑なもの。
設定にこだわってしまうと、それこそキリがありませんし、
変換用のソフトもたくさんありますが、
おすすめは次のものです。
・XMedia Recode
定番ソフト。動画変換界のサラブレッド。
基本的にこれがあれば大丈夫。ただし動作が不安定。
・HandBrake
こちらも定番。ただしDVDの取り込み用としての色合いが濃い。
「DVDの取り込み」は違法、というイメージがありますが、
コピープロテクトを解除しなければ問題ないです。
「HandBrake」にはプロテクト解除の機能はないので大丈夫です。
おすすめは「XMedia Recode」。
ただし動作が不安定なため、強制終了になることの多さにブチギレそうになったら
「HandBrake」にするとよいでしょう。
使い方はこちらが分かりやすいです。
http://kimagray.com/2013/09/24/xmedia-basic/
エンコードの設定はいろいろありますが
意味がわからん、という場合、
あまりいじらず、そのまま変換するといいでしょう。
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少し慣れたら
動画のエンコードとは奥深く
設定もこだわりだすと際限がないです。
まるで職人の世界。
しかしながら、
最初のうちはあまり深く考えず
エンコードとはどんな感じか、試すつもりで
とりあえずやってみるといいでしょう。
ただ、まったく知識がないと
意味が分からない部分があるかもしれないので
ちょっとだけ捕捉しますね。
・ファイル形式とコーデック
ファイル形式というのは、
なんとなく知っているかもしれませんが、
動画のエンコードの場合、コーデックの設定も大事。
コーデックとは何か? という説明は
長くなるので今回は割愛して、
私のおすすめの設定だけ述べると、
ファイル形式・・・MP4(M4Vでも可)
コーデック・・・動画はH.264(MPEG4 AVCともいいます)、音声はAAC(MP3でも可)
これで、大体どの機器でも再生できるようになります。
(おそらく初期設定でこれらが指定されています)
・ビットレート
これは、数値で指定します。
大きな数字を入力すると、ファイルサイズが大きくなります。
小さくすると、ファイルサイズも小さくなりますが画質が落ちます。
この兼ね合いがなんとも悩むのですが
ファイル形式とコーデックの設定を先ほどの通りに設定した場合、
だいたい映像を2500kbps(2.5Mbps)、音声192kbpsにすれば
DVDに近い品質が得られます。
4000kbpsにすれば、DVDとほとんど見分けはつかないでしょう。
携帯端末などで見る場合、
映像512kbps、音声96kbpsにすればかなり容量の節約になります。
画質は落ちますが、7インチぐらいまでの画面でしたら
あんまり気になりません。
・解像度
基本的にエンコード(変換)前のままでよく、
とくにいじる必要はないです。
しかし元の動画がFHD(1920×1080)など大きいものを、
先ほどのビットレートを1000kbps以下にしたら
映像がぐちゃーとなることがあります。
この場合、DVD程度の解像度(720×480)程度にしてあげましょう。
まあ、画質に関しては好みがありますが、
エンコードとは何? 用語の意味が分からん!
というかたは、上記の数値を目安にしてみてください。
おまけ
XMedia Recodeは大変おすすめのソフトですが
先ほど述べたとおり、動作が不安定なのが難点です。
特にアレコレ設定して、
いざ変換! というときに強制終了しちゃうと、また設定しなおしです。
これがとっても悲しい。
この時、変換ボタンを押して強制終了するまでに少し間がありますので
「おかしい」と思ったら、すぐにウィンドウ右上の「×」をクリックして、
こっちから終了してしまえば設定は保存されます。
XMedia Recodeは一度に複数の動画をエンコードできますが
あまりたくさん一度に変換させようとすると
強制終了する傾向があるようなので
そのときは、数を減らして小分けに変換してやればいいようです。
動画の変換は
慣れるまで大変に感じますが
エンコードとは? 設定は?
とかあまり複雑に考えなくても、とりあえず上記の設定だけでも出来ますので
知っておくと、再生時のトラブル解決に役立ってくれます。
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