ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)とクラシック初心者におすすめの曲
クラシック音楽というものは
聴いていると果てしなく奥深いものですが、
最初のうちは、あんまりよく分からないですよね。
私も友人に気に入った曲を
「これいいよ、聴いてみー」
などと聴かせてみても、
寂しい反応が返ってくることが多いです。
なんだよー、とか思うのですが、
自分がクラシック初心者だった頃のことを思い出すと
これはしょうがないですね。
少しでも難しい曲は、その良さなんてサッパリ分かりませんでした。
それが何故、好んでいろいろな曲を聴くようになったかというと、
分かりやすい曲から慣れていったからなんですね。
甘口カレーを食べているうちに辛口も好きになったような感じです。
ブラームスのハンガリー舞曲はクラシックの初心者にも
比較的、聴きやすい曲です。
ただハンガリー舞曲といっても沢山の曲があるので
最初は有名なものを聴いたほうがいいですね。
第5番が有名
この曲は全部で21曲あります。
正確には曲集ということになります。
もちろんこれらの曲を最初から全部聴くのもいいのですが、
ぱっと聴きやすいのは第5番ですね。
ハンガリー舞曲といえば、
一般的にこの第5番が知られていまして、
曲名を知らない方でも、
おそらくどこかで聴いたことがあるんじゃないかと思います。
CDショップなどで探すときは
クラシックコーナーの作曲者で
「ブラームス」のところにあるはずです。
ただしブラームスはこの曲の作曲者ではなく
編曲者だったようです。
もともとはハンガリーの民族音楽で、
それをハンガリー舞曲として作ったのですね。
曲調も民族音楽らしく、
どこか憂愁や郷愁のただようものになっています。
また、第5番は華やかさもある曲ですが、
この華やかさと静かさが両方あり、
同じ曲の中でも大きく雰囲気が変わっていくのが
ハンガリー音楽の特徴です。
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近い雰囲気の曲
クラシックの初心者が
知っている曲のレパートリーを広げていく
おすすめの方法は、
気に入った曲と似た感じの曲を探していくことです。
もしハンガリー舞曲第5番がお気に召したのなら、
やはりそれに近い雰囲気の曲を探すといいですね。
普通は同じ作曲者の別の曲を探すといいのですが、
ブラームスの曲に関しては
難解に感じる人が多いです。
そこでクラシック初心者なら同じハンガリー音楽の流れをくむ
モンティ「チャールダーシュ」や
サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」
を聴いてみてはいかがでしょうか。
どちらもよく演奏されている曲なので
聴いたことがあるかもしれません。
静かな部分と華やかな部分で
雰囲気が大きく変わるのが楽しい曲です。
第5番だけでなく
ハンガリー舞曲全体が気に入ったのなら
同じ舞曲ということで
ドヴォルザークの「スラブ舞曲」もおすすめです。
これも憂愁を感じるとても味わい深い曲集です。
スラブ舞曲はハンガリー舞曲の成功を受けて作られたので
聴いてみる価値はあるでしょう。
私はこの舞曲がとても好きです。
このようにすると、どんどんと知っている曲を
増やしていくことが出来ます。
クラシック音楽は初心者になじみにくい印象を
持たれがちですが、これらの曲だと聴きやすいです。
まずはハンガリー舞曲第5番を聴いてみてくださいね。
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