旧暦(陰暦)の簡単な覚え方、由来の一覧
旧暦の呼び名はどこか趣がありますね。
如月とか、弥生とか、神無月とか。
ですが、どれがどの月の呼び名か、すべて覚えるのは結構大変です。
全て漢字の並びで出来ているので、
何か覚えるためのとっかかりが欲しいところですね。
なので、 各月の由来で、覚えやすそうなものをまとめました。
旧暦(陰暦)の各月の由来一覧
睦月(むつき)1月
正月などで親戚が集まり、仲睦まじくするから睦月。
如月(きさらぎ)2月
寒いので服を更に着るから着更着(きさらぎ)。
弥生(やよい)3月
あたたかくなり草木がいよいよ生いるから
「いよ生い」→「いやよい」→「やよい」。
卯月(うづき)4月
「初」、「産」の「う」が転じて「うづき」。
新年度の月なのでこれらの漢字はイメージに合います。
あと卯の花の咲く季節なので「卯月」という説もあります。
詳しくはこちらもご覧ください。
http://xn--28jxalw5162g.com/archives/437.html
皐月(さつき)5月
耕作の時期、早苗を植える月なので、
早苗(さなえ)から「さつき」。
水無月(みなづき)6月
田に水を引くから水の月、みなづき。
文月(ふみづき)7月
七夕の短冊に歌や文字を書いたから文月。
葉月(はづき)8月
葉っぱが散る時期だから葉月。
陰暦のでの8月はもう秋なのです。
長月(ながつき)9月
夜がだんだん長くなるから長月。秋の夜長ですね。
神無月(かんなづき)10月
神様を祭る月だから「神の月」→「かんなづき」
もしくは10月に全国の神様が出雲大社に
行ってしまって、いなくなるから「神無月」。
霜月(しもつき)11月
寒くなって霜が降りるから。
師走(しわす)12月
お坊さんのお師匠さんが、
お経をあげるためにあちこちに馳せるから
「師馳」→「師走」。
こうして列挙してしまうと、
何か強引というか、こじつけというか、
無理矢理あてはめたものが多いようにも
思えるかもしれませんが、
実際は長い年月を経てこのようになったのでしょうし、
そうでもないのでしょう。
なお、これらにも諸説がありますが、
覚えやすそうなものを選んで紹介しているので
その点はご了承くださいませ。
旧暦を覚えて
それが何かの役に立つのかと言われると
何の役に立つのか難しいですが、
これらの呼び名は年間行事などで
今でもよく使われているので、
知っていれば会話などの
ささやかな潤滑油になってくれることでしょう。
お子様などいらっしゃる方は
さりげなく教えてあげても
いいかもしれませんね。
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