「折り紙つき」と言うなら、意味や由来も知らないと

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普段あんまり使う言葉じゃないのですが
ふと気になる使いまわし、

「彼は折り紙つきの実力者だ」

なんてのもそんなもののひとつです。


まあ、実際には、
だれかが言っているのを聞くことよりも、
(ちょっと古い)本や映画などで
出てきそうな言い方です。


どんな意味かはなんとなく想像がつくのですが
改めて聞かれると「えっと……」となります
また、自分で使うとなると、
その言葉の由来も知っておきたいものです。



どのような意味なのか


「折り紙つき」とは、
実力、品質などが間違いなく良い
という意味。


人の評価にたいしても使えますし
物の価値などにたいしても使えます。


「この大事な役目にふさわしい人物は?」

「はい、○○さんなら間違いないかと。
 彼の実力は折り紙つきです」

「うむ」


まあ、こんな感じで使われるので
だいたい前後の流れで分かりますね。


「役不足」「煮詰まる」のように
実は広く言われてる使い方が間違っていた
という例もありますが、
この「折り紙つき」という言葉は
そんなこともなく、予想通りの意味です。


ただ、意味は簡単に予想できても
なぜ「折り紙」なのか、知らないとさっぱりですね。

この由来を知らないことには
うっかり使ったものの
「え、何? なんで折り紙なの?」
とか聞かれると、どうしようもありません。

古風な言い回しというのは
うっかり使うとかえっておかしくなるもの。

とくにこの「折り紙つき」という言葉は
字面からどうしても紙ヒコーキや折り鶴といった
本来の意味からかけ離れたものを連想してしまう
だけに
その由来も確かめておきたいところです。


なぜ、折り紙なのか


ここでいう「折り紙つき」とは
紙ヒコーキや折り鶴などではありません。
まあ、当たり前ですね。

ではどういった由来なのか?


これは平安時代の末期ぐらいから
公文書などを「折り紙」といっていたことから来てます。
書類をふたつ折りにしたからです。

のちの江戸時代には
美術品などの鑑定書のことを差すようにもなります。


つまりは鑑定書つき、なので間違いない。
これが人の評価にも使われるようになり


「彼の実力は折り紙つきだ」
という使い方もされるようになった
というのが由来になります。


先ほどのように「どういうこと?」
と聞かれたら、このような由来だと言えばいいでしょう。


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「お墨付き」「札付き」との違いは?


つでながら述べさせていただきますと、
似た意味の言葉に
「お墨付き」というのがあります。


これは、「折り紙つき」と同じような意味ですが、
違いをあげるとするなら

折り紙つき・・・広く一般に高い評価を得ている
お墨付き ・・・特定の人物から許可を得ている


ということになります。

「この企画は部長のお墨付きをいただいた」
といった使い方ですね。


一方の「札付き」というのは
「折り紙つき」とは反対の意味で
悪いことにたいして使われます。


「札付きの不良」
「あいつは札付きのワル」
といった感じですね。

間違って使わないように気を付けないといけません。


ということで、由来や
似た言葉との違いについて知っておけば
安心して使うことができますし、
誰かが使っていたとしても
すぐに分かるようになりますね。

こういった言葉を知っておけば
話しかたの幅が広がるので
覚えておくといいでしょう。

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