ダージリンのファーストフラッシュは薄い?淹れ方で変わる?

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「春摘みの、この時期だけの新鮮な茶葉」

こんなフレーズには惹かれるものがありませんか?
私だけかな。みんなそうだと信じたいのですが。

で、こういううたい文句につられて
ダージリンのファーストフラッシュをホイホイ買って
何も考えずに適当な淹れ方で飲むと、

「うっすー!!」

となります。

これは紅茶、とりわけダージリンが好きな人が
本格茶葉に乗り出した時、いつかは行きあたる通過儀礼です。
私だけかな。

のちのち知ったのですが、
このファーストフラッシュ、ダージリンといっても
一般によく飲まれているのはとまるで違うんですね。


安物の茶葉ならまだしも、
それなりの値段がしたものだったら
「なぜ? 淹れ方でもまちがった?」
とか思うのですが、

美味しい淹れ方、飲み方はどういったものなのでしょうか?


このような飲み方を


ダージリンには主に3つのシーズン(時期)があります。

  • ファーストフラッシュ(春摘み茶葉)
  • セカンドフラッシュ(夏摘み茶葉)
  • オータムナル(秋摘み茶葉)


このうち一般に知られている紅茶としてのダージリンは
セカンドフラッシュとオータムナル。

ストレートティ、もしくはミルクティでも楽しめます。

しかしファーストフラッシュはまったく味わいが違います。
違うというか、味、あんまりない。
その代わり、香りが抜群によいのです。


ミルクティのような濃厚な風味とかは全く無縁で、
そういうものを期待しても
「なんかお湯っぽい」となるのですね。

こういうお茶に出会った時、
大量に茶葉をいれて、かきまぜまくって味を出す
という暴挙に出たくなるものですが、

そんなことをしても無駄で、美味しい紅茶は出来ません。


ダージリン、ファーストフラッシュの美味しい淹れ方は
その素晴らしい香りを引き出してあげるのがいいのです。


  • お湯っは沸騰直前で、沸かしすぎたり作り置きのお湯はダメ
    お水になるべく空気を含ませるのがコツで、
    なんなら(茶葉を入れる前に)強引に振ったりしてするのもアリ。

  • 茶葉を先に入れ、勢いよく注ぐ
    ポットの中で茶葉が動き回る(ジャンピング)が理想。

  • 茶葉が細かいなら3分程度、大きければ5~6分蒸らす
    粉末に近い細かさだと短く、葉っぱの形が残っているような大きさだと長めです。


ようは普通の紅茶の淹れ方とおんなじということですね。

ダージリンのファーストフラッシュは香りが命の紅茶なので、
これらをちゃんとやらないと、味も軽いうえに香りもいまいちという
本当に「お湯みたい」になってしまうのです。


物足りないと感じたら


軽い味が特徴のダージリンファーストフラッシュで、
無理に濃くしようと思ってもダメです。

しかし、あまりにも飲みごたえがないと思ったら

  • 茶葉を少しだけ増やす
  • お湯を熱め、熱湯で淹れる
  • 抽出時間を長めにする

茶葉を増やしすぎるより、
熱いお湯でゆっくり蒸らす、という淹れ方だと
美味しい味になりやすいです。


このあたりは好みも出てきますので
いろいろ試すといいでしょう。


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なぜこんなに軽いの?


紅茶は茶葉が発酵して出来上がります。
発酵していなければ、緑茶となります。


ダージリンのファーストフラッシュは
出来立ての、あまり発酵が進んでいない状態で出荷されるので
茶葉も緑っぽく、緑茶に近い感じです。

なのでミルクを入れても合いませんし、
そんなことをしたら台なしで、単に薄いミルクのようになります。


この茶葉の醍醐味は
丁寧な淹れ方をして香りを引き出し
その香りを楽しむといった飲み方です。


日本人好み?


時期もので、春の一番摘みの
ダージリンのファーストフラッシュは
日本で人気があるようですね。

確かに、新しいもの好きで話題好き
繊細な香りと味わい分かる、
わびさびの心を持った日本人に向いた紅茶と言えそうです。



普通の紅茶として飲むとあっさりしすぎているかもしれませんが、
緑茶のような感覚で飲むと、またちがった風味を感じられるでしょう。

美味しい淹れ方をして、
ハーブティーやフレーバーティーのような感じで
ゆったりとした気分で香りを楽しむといいですね。

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