岡目八目の意味について。知っていると自分の行動が変わってきた

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ことわざとか、慣用句といったものは
「笑う門には福来る」のように
すぐ分かるものもありますが、

一見しただけでは「なんじゃこれ」
なんてものもありますよね。



岡目八目というのも、
最初に聞いたときはサッパリでした。
「オカチメンコの類義語?」みたいな感じで。

ですが、意味を知ると
これがなかなか、ためになるもので
今では私の好きな言葉のひとつです。


今回は、この岡目八目の意味について述べていきます。


主に使われるのはこんな感じ


岡目八目はもともと囲碁用語で、
対戦している当事者よりも、傍で見ている人のほうが
状況をよく判断出来るという意味です。



囲碁や将棋では
打ったりさしたりしている人の周りに人が集まって
観戦することが多いですが、

勝負に必死になる本人たちよりも
冷静な周囲の人のほうがよい判断が出来るということですね。



岡というのは傍という意味があり、
傍目八目と書くこともあります。

この場合でも読み方は「おかめはちもく」で
「はためはちもく」とは言いません。


ちなみに「目」というのは囲碁の場所の数え方の単位、
要は点数のようなものです。

傍で見ている人のほうが八目ぐらい得する
良い手を考えているということですね。


また、この場合の「八目」は八手と解釈する場合も多く
八手も先を読むことが出来るという意味でも使われます。

いずれにしても客観的にものを見る人の方が
よい判断が出来るということですね。


囲碁以外でも


でまあ、これだけなら
「ふーん、そうなのね」
で終わるのですが、

利害がからむ当事者よりも無関係の人のほうが
客観的な判断を下せる
、と考えると
なにもこれは囲碁に限ったことではありません。

オセロやチェスはもちろん、
スポーツなどにも使える言葉ですよね。


例えば私はビリヤードをやるのですが、
勝負に夢中になってくると
たまにおかしな狙い方をすることがあります。


一緒にいる仲間に
「こっちの球を先に狙ったほうがいいよ」
なんて言われることも・・・。

普段ならすぐに気づくようなことでも
必死になると案外気づかないものだなー、と思います。


仕事でもそうで、
一生懸命になるあまり、周りのことが見えなくなって
かえっておかしなことをしてしまっている人
をチラホラ見かけます。

見かけます、とか言いましたが
私自身、おかしなことをしていることもありますしね。
今やる仕事はこれじゃなかった! みたいな。


そんな時、岡目八目(傍目八目)という言葉と
その意味を思い出すと、冷静になることができます。


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こんな解釈の仕方も


似ていますが、ちょっと違う意味として

傍目で見ていると良い考えが思いつくものだが
いざ当事者になるとなかなかそうもいかないもの。


岡目八目はこのように解釈されることもあります。


先ほどの観戦者たちも
いざ自分が対戦するとなると、
なかなか冷静な判断を下すのは難しい
ものです。

一見して簡単そうに見えても、
実際やるのは大変だったりしますから。


例えばプロ野球で、選手が凡ミスなどをした場合、
その選手がずいぶん下手に見えることがあります。

「このヘタクソ!」
とか思ってしまいそうですが、その選手だってプロなので
普通の人よりはるかに上手いはず。

まあ、観客はお金を払って見ているので
つまらないプレーに文句が出るのはしょうがないとしても
それで自分が上手くなったような気分になるのは勘違い。


誰かが失敗したりしても、安易に
「俺なら簡単に出来るぜ!」
などと言ってしまうと、あとで大変なことになるかもしれません。

岡目八目は、このような、
ちょっとした戒めとしても意味がある言葉だと思います。


頭にとどめておくだけでも


仕事でも、それ以外でも
自分自身を客観視するのは難しいものです。

ひとりよがりなことをしてしまいがちなら
岡目八目という言葉と意味を思い出してみるといいでしょう。


高いところから見下ろすように
自分自身や他の人がどのように行動しているかを観察すると、
観察力、判断力が一段アップします。

また、自分の尊敬する人や信頼できる人の立場に立って
「あの人ならどう考えるだろうか」
といった視点を持つのもいいですね。


岡目八目という言葉と、意味を考えていくと
こんな感じで自分の行動についても見直せると思います。

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