信号機を英語で言うと?色についてもいろいろ
日本語でも信号というと
ほぼ交差点にあるアレを指していながら
モールス信号なんてものもあったりと
使いまわしが微妙な言葉ですね。
そして、英語にしてもいろいろな単語が出てきて
どう使えばいいのやら、分かりにくい言葉です。
信号機そのものに限らず、
色についても青なのか緑なのか
私たちは、なんとなくニュアンスで使っていますからね。
英語ではどう使っているのかまとめました。
本体はなんていうか
信号機を英語にすると
「traffic light(トラフィック ライト)」もしくは
「traffic signal(トラフィック シグナル)」です。
(トラフィックは「交通」という意味)
両者の違いですが、
「traffic light」が、どちらかというと口語的な表現で、
「traffic signal」は少し固く、イギリス英語的です。
さらにくだけた言い方だと「stop light」と言うことも。
なんとなくシグナルが日本語としても浸透していますが、
signalだけだと信号機だけでなく電波信号や手旗、野球のサインなど
合図全般のことを指します。
ただ、明らかに分かる場合(道案内の時など)、これでも通じます。
多分、向こうの人は、
子供の頃から感覚的に使い分けているのでしょうけど、
こういうのをイキナリ覚えるのって、大変ですね。
日本語でも、
「お前とあんたと君の違いを説明せよ」
とか急に言われても困りますから。
まあ、そこまで厳密に使い分けなくても一応通じるのでしょうけど。
信号機そのものだけでなく、
色についてもちょっと複雑です。
気になる方は、つづきをご覧下さいませ。
スポンサーリンク
青?緑?
信号機の色と言えば「青、黄、赤」というのが当たり前ですが、
英語でそのまま「blue,yellow,red」とはならず、
アメリカだと「green, yellow, red」、
イギリスだと「green, amber, red」となります。
青が英語だとgreenとなるのは
もともと信号機の国際基準が「緑、黄、赤」の三色だからで、
日本でも昔は青信号といいながらも、実際は緑でしたよね。
最近のLEDのは青っぽいですが、
これは日本人が緑を「あお、あお」と言ったから
それに合わせたためで、外国では今でも緑です。
イギリス英語でのamberって何? って話ですが、
これは琥珀色のことです。
また、ヨーロッパではorangeというところもあるようですね。
この辺り、信号機の色に対する感覚の違いが国ごとにあって
面白いというか、ややこしいというか、
でも一番ややこしいのは緑を青と言ってしまう日本かなあ。
なぜ日本だけ青なの?
ここからは余談になりますが、
日本に初めて信号機が出来たのが1930年(昭和5年)。
最初は国際基準に合わせて法律上でも「緑色信号」でしたが、
日本では「青りんご」とか、「緑が青々としげる」のように
緑のものを青と呼ぶ習慣があります。
それでみんな青と呼んでしまったのですね。緑なのに。
結局、それに合わす形で1947年(昭和22年)には
法律上でも「青信号」に。
英語ってややこしいなあとか思っていましたが、
日本語のほうが、もっとややこしいですね。
日本語を勉強する外国の方の苦労を考えると
信号機が「traffic light」だったり
「traffic signal」だったりするのとか
色がアメリカだと「green, yellow, red」だったり
イギリスだと「green, amber, red」だったりするのも
しょうがないという気がしてきますね。それぐらい。
スポンサーリンク