天の川銀河とは何? 似たような言葉の違いを説明(初心者向け)

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天文に関して調べていると
いろいろな言葉が出てきますが、
専門的になり過ぎないかぎりはそんなに難しくはありません。


しかし「天の川」「銀河」
そんなにマニアックな言葉ではないとはいえ、
「天の川銀河」という言い回しなんかもあったりして
この辺り、どれが何なのか分かりにくいかもしれません。

これらの言葉はみんな同じものを指しているようで
実はちょっとずつニュアンスが違います。


どう違うか


結論から述べてしまえば
「天の川銀河」と「銀河系」は同じ意味と考えてよいです。

しかし「天の川」や「銀河」は、
またちょっと違う意味になります。

なんだかややこしいですね。
順に説明します。


広い宇宙には無数の星がありますが、
これらはある程度集まって存在しています。

この星の集まりのことを銀河といいます。
実際にはひとつひとつの星同士は何光年も離れているのですが、
はるか遠くから見ると一か所のかたまりとしてぼんやりと見えます。


宇宙にはこういった星の集まりがたくさん存在します。
アンドロメダとかM33とか、
名前が付いているものもありますね。

そんな中のひとつ
私たちの住む太陽系があるもののことを
「天の川銀河(=銀河系)」と呼んでいます。


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地上から見た場合


天の川といえば
夏の夜空に見える帯状の川のようなもの。

雲のように見えますが、ぼんやりと光っています。
ロマンチックですね。


これは銀河系を中から見たものなのですが、
実際に夜空で見た場合に
「天の川が見える!」などと表現します。

こういった場合に
「銀河系が見える!」と言ってしまうのは
例えば山などの景色を見たときに
「日本が見える!」と言っているようなものです。

まあ間違ってはいないかもしれませんが
ちょっと変な表現ですよね。

「そりゃこの辺は全部日本の一部だよ」
とツッコまれてしまいそうです。


まとめると


ようするに

「銀河」は星の集まり
「銀河系(天の川銀河)」
  は数多くある銀河の中のひとつ(私たちのいるところ)
「天の川」
  は地球から見た銀河系(夜空に川のように見える)

ということになります。


分かりにくければ

「国」は人の集まり
「日本」は数多くある国の中のひとつ

という感じだと思えばいいでしょう。
天の川は日本で見る景色といったところですね。


こういったことは特に知らなくても
なんとなくニュアンスで通じるとは思いますが、
具体的にどういった違いがあるのかというと
こういうことになります。

実際に夜空を見ているときに
あまり細かい話をする必要はないですけど、
よく分からなくて気になっている人がいれば
教えてあげましょう。

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2 Responses to “天の川銀河とは何? 似たような言葉の違いを説明(初心者向け)”

  1. たぬき より:

    天の川。
    は、太陽系から天の川銀行の星が密集する方向(中心、銀河渦の腕)を見た場合に
    星々の集団が恰も天空に流れる川のように見える事から。
    英語では、ミルキーウェー。
    我々の太陽系はこの銀河の腕に突入と離脱を(突入は17000年周期)繰り返して銀河面を公転しているそうです。

    太陽系等の近隣(天文学的な距離感で)の星々が1つの集団を成すのを〇〇星団。
    星団がそれこそ沢山集まり大きな集団を形成したものが銀河。
    銀河(ギュラクシー)の中心に巨大なブラックホールの引力によって象造られたもの。形状は様々。
    我々の天の川銀河は単純に真ん丸の渦巻きではなさそうだ?というのが最新の観測結果。
    中心部が少し棒状を成してそこから渦巻きの腕を有する
    棒状渦巻き銀河。というカテゴリーに当たるようです。
    更に外に小さな銀河(伴銀河)を伴う形。

    隣のアンドロメダ銀河と我々の天の川銀河は互いの引力により超速で接近中。
    後、10~20億年後には衝突して更に10数億年を掛けて新たな銀河が形成される。
    と言われています。

    • はつかり より:

      コメントありがとうございます。

      アンドロメダ銀河と天の川銀河の衝突……。
      かなりダイナミックというか、
      大きな話すぎて想像が難しいですね。

      10~20億年後だと地球や太陽の寿命より先に来そうですが
      どのような影響がでるんでしょうね。
      ものすごく先の話なので想像するしかないのでしょうけれども。

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